給湯器は新しいものを

給湯器は新しいものを ~給湯器のエピソード~

給湯器は新しいものを
一人暮らしを始めて何年かが過ぎたころの話です。
一部屋のアパートで
小さな台所が付いた少し広いところに引っ越しました。
それまでのアパートは一部屋に流しと押入れがついているだけで、玄関とトイレは共同でした。
もちろんお風呂はありませんでした。そこから脱出できたのですごくうれしかったです。
同じようにアパートでしたが全体の入口があり、そこからそれぞれの部屋まで行くという形式で、ともかく自分の部屋まで靴のままで行けるようになったのです。
ただしそこもお風呂はなかったので、
そこですぐに必要になったのが給湯器です。
と言いましてもアパートの台所に取り付けるものですから湯沸かし器と言った方がふさわしいと思います。

今の住宅やマンションに取り行けられている給湯器はそれ1つでキッチンも洗面所もお風呂場もすべてお湯が出るようになっていますが、
賃貸のアパートでは台所に取り付けるだけになります。
ですから台所もキッチンとは呼びにくいですね。

そんなわけで給湯器(‘ここではそう呼ばせてもらいます。)をどうしようかと思っていたときに「使わなくなった給湯器がある」と声をかけてきてくれた友達がいました。<渡りに船>とはこんなことを言うのだと思い早速譲ってもらうことにしました。あとは取り付けてもらうだけです。
そこで知り合いに頼みました。給湯器がタダだったので取り付けの費用もと思ったのかどうかは今でははっきりしませんが、結局は本職の方にお願いすることになりました。

日にちを決めてきてもらいましたがその時に言われたのが「これは取り付けてもすぐにすぐに使えなくなる」ということでした。
結局その給湯器は古かったのです。古かったから新しいのに替えた。それで古いものがいらなくなった。
でもまだ使えそう。だからもったいないからあげるわ。そんなところだったと思います。

業者の方が言うには、「これは10年位使用している。だから取り付けても長くは持たない。」そういうことでした。
それでもどうしてもと言うならやりますと。結局その給湯器はそのまま引き取ってもらうことになり何もしまいままその業者に持ち帰ってもらうことになりました。

来てもらって手間をかけさせたのでその分だけでも支払おうとしましたが受け取ってはもらえずそのまま帰って行かれました。
今だったら考えられませんよね。下取りは勿論、出張料もバッチリ取られますから。

その後友達にはなんといったのかは覚えておりません。業者の方の言葉をそのまま伝えた気がします。
本人も長いこと使っていたのでやはりと納得していたような気がしますから
今はこちらが引っ越したので手紙だけのやり取りですが交流はあります。
その時と比べてお互い家族の人数は減ってしまいましたが。

 
雪国の給湯器
数年前に北海道に住んでいたことがあります。転勤のための数年間だったため、賃貸のアパートを借りていました。
築年数が20年近くの古い団地のような建物で、1階の部屋でした。
入居して生活をするまで一切気がつきませんでしたが、その部屋は給湯器がお風呂場の脱衣所についていました。
かなり古そうで、給湯器自体でスイッチをオンオフにするようなタイプでした。
不動産屋さんからも特に説明も無かったので、何も不審に思うこともありませんでした。

入居したのは、秋の初めでしたが関東から引越しをしてきた私にとっては、北海道の秋はとても寒く感じました。
初日から寒さにやられてしまい、普段はシャワーだけなのですが、湯船にもお湯を張ってお風呂に入ることにしました。
湯船にも湯を張る時にも給湯器がブオー!!と結構大きな音がしてびっくりしましたが、「古いからかな」と判断し特に気にもしませんでした。
その後、普通に脱衣所のドアを閉めお風呂に入っていると、10分ほど経ったら「ピー!ピー!ピー!」と警報音がしてきました。
そのとき、ちょうど主人は出かけていて、家には私一人。しかもお風呂場で裸んぼの上にシャンプーをし始めたばかりで泡だらけの状態、目も開けられない状態でした。「何!?何!?」と焦ってとりあえず、泡を流してと思ってシャワーを出していると、だんだんと温度が下がり完全に水になってしまいました。
裸でまだ泡も付いている状況で、水だし寒いしでどうしていいかわからず、とりあえず、そのままバスタオルである程度の泡を吹いて外に出ましたが、
警報音は止まってしまっていて何の音だったかがわかりませんでした。

なんどもシャワーを試してみましたが、全くお湯は出なかったのですが、運良くお風呂にお湯を張ってあったので、洗面器で1回1回すくって頭と体を流しました。
その時は本当にお湯を張っていたことに自分で感動してしまいました。

お風呂を出てからも結局何の警報だったのか、なぜお湯が出なくなったのかわかりませんでした。
そのまま一晩お湯が出ることなく、しょうがなく翌日不動産屋さんへ相談しました。
不動産屋さんが手配してくれたガス屋さんが来てくれ、確認してもらうと、給湯器がガス漏れを感知している状態ですとのこと。
ガス屋さんに教えてもらったのですが、給湯器が動く時はある程度の酸素が保たれていないとエラーが起きてしまうそうです。
おそらくそのアパートは豪雪地帯で1階の部屋、屋外には給湯器がつけられないのでお風呂の脱衣所についているのではないかとのこと。
脱衣所のドアを締め切ってしまったので、酸素不足を感知してしまったようです。

それからはお湯を使う時は脱衣所のドアは開けて使用するようにしました。お風呂に入るときも脱衣所のドアは開けたままです。
家族だけなので気にはしませんしたが、出た瞬間はタイミングをはからないと、裸でばったりなんてこともありました。

北海道ならではのことなのかはわかりませんが、そんなこともあるんだなという経験でした。


給湯器

給湯器 埼玉